2011年4月2日土曜日

メルトダウンは(20)

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● 静岡市メガフロート




共同通信 2011/04/02 05:28
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040201000044.html

福島第1原発事故、長期化の見通し IAEA事務局長

1日、ナイロビで記者会見する国際原子力機関の天野之弥事務局長(共同)

 【ナイロビ共同】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は1日、訪問先のケニアの首都ナイロビで記者会見し、福島第1原発の事故が正常化するまでには
 「人々が考える以上に時間がかかる
と述べ、事態が長期化するとの見通しを示した。

 続いて記者会見した国連の潘基文事務総長は、同原発の状況について「かなり深刻で、懸念を抱いている」と述べ、日本政府や被災者を支援すると強調した。




時事.com 2011/04/02-10:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040200145

「レベル6」への引き上げ提言=福島原発事故で米シンクタンク

 【ワシントン時事】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は1日、日本の経済産業省原子力安全・保安院が福島第一原発事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で「レベル5」と判断していることに関し、さらに深刻な「6」に引き上げるべきだとの見解を示した。

 ISISは声明で、過去に「5」と評価された米スリーマイル原発事故が原子炉1基の炉心での事故にとどまったのに対し、福島では3基の原子炉が問題を起こしている上、使用済み核燃料プールの燃料棒が露出して相当量の放射性物質が放出されたと指摘した。

 また、保安院が原発の1~3号機をそれぞれ「5」、
 4号機を「3」と個別に判断を示していることについて
 、INESは一般市民に事故の深刻度を知らせるためにあるとして、事故全体を総合的に評価すべきだと強調した。




テレ朝ニュース 2011/04/02 05:50
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210402001.html

“メガフロート案”浮上 たまり水除去で

 福島第一原発の原子炉冷却作業は、大量のたまり水が妨げとなって足踏みが続いています。
 その除去先として、「メガフロート」を活用する案が浮上しました。

 東京電力:
 「(メガフロートの利用は)一つの手段として期待している。
 静岡市がお持ちであることをお聞きして、ご相談申し上げた」

 福島第一原発のタービン建屋や外側の作業用トンネルのたまり水の一部は、復水器と呼ばれる装置や建屋の外のタンクに移す予定ですが、あまりに大量なため作業は難航しています。
 このため、東京電力は静岡県の清水港にある巨大な人工の浮島「メガフロート」に着目し、静岡市から譲り受ける方向で内諾を得ました。
 メガフロートには比較的放射性物質の濃度が低いたまり水を移す予定で、1万トン、25メートルプールで約30杯分程度になると期待しています。

 「メガフロート」は、いったん横浜港に運んで点検したうえで、福島第一原発まで曳航(えいこう)する予定です。





● 静岡市メガフロート




NHKニュース 2011年4月2日 13時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110402/t10015062571000.html

放射性物質汚染の水 除去急ぐ

 東京電力の福島第一原子力発電所では、1号機から3号機までのタービンがある建物で、復旧作業の妨げとなっている放射性物質に汚染された水を取り除く作業を急いでいます。
 このうち、2号機と3号機では、汚染された水を「復水器」と呼ばれる施設に移すために、復水器にもともと入っていた水を別のタンクに移し替える作業が2日から始まることになっています。

 東京電力福島第一原発では、1号機から3号機までのタービンがある建物で、放射性物質に汚染された水が見つかり、復旧作業の妨げとなっています。
 東京電力は汚染された水を取り除く作業を急いでいて、このうち、先月24日、復旧作業をしていた作業員3人が被ばくした3号機と2号機では、汚染された水を「復水器」と呼ばれる施設に移すために、復水器にもともと入っていた水を近くにある「復水貯蔵タンク」という別のタンクに移し替える作業が2日から始まることになっています。


 また、原子炉を冷却する機能を回復するため、核燃料の熱で温まった水を海水で冷やす「残留熱除去系」と呼ばれる大量の水を循環させるシステムの復旧を目指して、作業を続けています。


 このうち、海水を取り込む仮設ポンプの設置が1号機から4号機で1日までに終わり、今後、外部電源で動かす予定です。


 一方、原発の敷地を取り囲むように設置され、放射線のデータを測る8つのモニタリングポストが、1日、震災で停止して以来、3週間ぶりに復旧しました。

 このデータは自動的に送る機能が復旧していないことから、2日から作業員が一日1回、現地に出向き、データを回収するとともに、東京電力のホームページで計測された値を公開することにしています。

 また、冷却用の真水およそ1300トンを積んだアメリカ軍の大型船が、2日午前10時20分から水の供給を再開したほか、同じ規模の別の船が、新たに午前9時すぎに原発専用の岸壁に接岸しました。

 さらに、原発の敷地内には水素爆発などで放射性物質が放出されていて、それがちりと一緒に飛び散るのを防ぐため、1日から地面に合成樹脂を散布する試験が始まりました。

 細かい土やほこりを固めて閉じ込めるとされるこの合成樹脂は、乾燥して効果が出始めるまで24時間程度かかるため、東京電力は、2日、現場で放射線量を測定しながら効果を確かめることにしています。




産経ニュース 2011.4.2 15:10
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110402/dst11040215100019-n1.htm

2号機のピットに亀裂、高濃度汚染水が直接海に流出


● 亀裂が見つかった福島第1原発2号機の取水口付近にあるコンクリート製のピット(矢印)
 =1日(東京電力提供)

 東京電力は2日、福島第1原発2号機の取水口付近にある「ピット」と呼ばれるコンクリート製施設で、コンクリートに長さ10~20センチの亀裂があり、貯まっている水が漏れ出していることを確認したと発表した。

 ピットは電源ケーブルを納める施設。ピット内には毎時1000ミリシーベルトを超える高濃度の放射性物質を含む水が貯まっていて、この水が海に流出している可能性があるという。

 原子力・安全保安院は2日午後に会見を開き、
 「亀裂をふさぐため、コンクリート注入の準備を進めている」
と話した。




産経ニュース 2011.4.2 19:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110402/dst11040219480036-n1.htm

海に直接流出、生態系に影響も 汚染水排除が急務

 東京電力福島第一原子力発電所事故で、高濃度の放射性物質(放射能)を含む汚染水が直接、海に流出していることが判明した。
 現段階で把握されている海水の放射能濃度では、人体や環境への影響はないとみられる。
 経路が特定され、漏出を阻止できれば、一段の海洋汚染を食い止めることができる期待もある。
 ただ、別の場所からも含め漏出が続けば、放射性物質が魚などに取り込まれ、生態系に影響を及ぼす恐れは否定できない。根源である汚染水の回収が急務だ。

 福島第一原発では3月30日に、1~4号機の南放水口周辺の海で採取された水から法令基準濃度の4385倍の放射性ヨウ素131が検出されている。

 汚染ルートについては、直接流出に加え、大気中の放射性物質が雨で降下したほか、汚染水が地下に染み込み、地下水を通じて海に出た可能性が指摘されてきた。
 だが、専門家からは
 「雨の影響ではここまで高濃度にはならない。
 地下水の流出にはもっと時間がかかる」
との指摘があり、直接流出が裏付けられた。

 汚染水の流出場所は、南放水口の北側で、海流は北から南に流れており、経済産業省原子力安全・保安院も、
 「ピット周辺が南放水口よりも高ければ、流出が汚染原因だと推定できる」
とみている。

 これまでで最高の4385倍の濃度は、仮に海水を150ミリリットル程度飲めば、健康に影響がないとされる一般人の年間被曝(ひばく)線量の上限の1ミリシーベルトに達するレベルだ。

 心配なのは、生態系への影響だ。
 4385倍でも海水で希釈され、魚などに取り込まれても影響は小さいとみられる。
 だが、流出している汚染水の濃度は現時点で測定されていないが、放出されている放射線量からは、通常運転時の原子炉の水の約10万倍に上る2号機地下の汚染水と同レベルとみられる。

 ひび割れが判明したピットは、コンクリートで固め、漏出を止める計画だが、別の漏出経路がある可能性も残る。
 汚染水の排出・回収作業は難航し完了のめどが立っていないうえ、原子炉への注水でなお増えている恐れもある。




YOMIURI ONLINE 2011年4月2日19時16分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110402-OYT1T00651.htm

福島第一原発、立て坑にコンクリ注入開始

 福島第一原子力発電所2号機の取水口付近で、立て坑(ピット)の亀裂から放射線量の強い汚染水が海に流れ出た問題で、東京電力は2日、流出源とされる立て坑と、汚染水がたまっている作業用トンネル(トレンチ)がつながっており、汚染水が流れた可能性があると発表した。

 東電は同日午後、立て坑にコンクリートを注入した。
 午後7時頃に2回目の注入を行い、明朝までに汚染水の流出防止効果を確認したいとしている。

 立て坑は電源ケーブルの点検用に設けられたもので深さ約2メートル。
 同日朝、強い放射線を放つ汚染水がたまり、立て坑の側面にある亀裂(約20センチ・メートル)から海に流出しているのが見つかった。









== 東日本大震災 == 



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