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● 毎日.jp より
『
テレ朝news 2011/04/04 05:51
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210404001.html
【原発】外側から亀裂ふさぐ方法検討 汚染水流出
福島第一原発で作業用の穴の亀裂から放射性物質を含む水が海に流れ出している問題で、亀裂を外側からふさぐ方法が検討されています。
東京電力本社会見:
「(土壌とピットの間に)若干、隙間等があるので、ピットの周辺の地盤も含めて水を通りにくくしてしまうと。
固めてしまうとか、薬剤を入れて水を通りにくくする」
福島第一原発2号機では、「ピット」と呼ばれる作業用の穴の亀裂から高い濃度の放射性物質に汚染された水が海に流出しています。
検討されているのは、ピットとその周りの土との隙間に時間が経つと固まる性質の樹脂などを流し込んで、ピットを外側から包み込む形で亀裂をふさぐ方法です。
これまで、ピット内にコンクリートを流し込む方法は効果がありませんでした。
汚染水の経路とみられる電線用のパイプの中に水を吸うと20倍に膨らむ「吸水性ポリマー」を注入する方法では、今のところ、漏れる汚染水の量が減っていません。
』
『
時事.com 2011/04/04-06:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040400023
海への流出防止作業続く=放射能汚染水ルート確認へ-吸水効果も調査・福島第1原発
福島第1原発事故で、東京電力は4日、2号機取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」から海に直接流出している高濃度の放射能汚染水を止める作業を続けた。
ピットに至るルートを確認するため色付きの水を流すほか、上流側地下管路に3日午後に投入した「吸水ポリマー」などの効果を調べる。
流出量が減らない場合、管路を特殊なコンクリートでふさぐなど新たな防止策を取る方針。
2日朝にピットの亀裂から汚染水が勢いよく出ているのが発見されてから2日経過しており、周辺海域への影響が懸念される。
2号機の原子炉では燃料棒が損傷し、核分裂生成物を含む冷却水が漏れているとみられ、タービン建屋地下と海岸方向に延びる海水配管トンネルに大量の汚染水がたまっている。
東電は汚染水が電源ケーブル用トンネル、管路を経てピットに流れたとみて、海水配管トンネルの立て坑に色付きの水を投入。
流出ルートの確認と、流速や流量の推定を目指している。
』
サイトを見ていたら出てきたのがこの記事。
『
昨日ニュースでは、原発施設のピットへ続く水路を閉塞したりひび割れを塞ぐ目的で「吸水ポリマーを投入」しているようだ。
過去河川(真水)の堤防のひび割れに効果があったから使用したとニュースで言っていた。
でもね、この高分子ポリマーは砂漠緑化でも使用されているが、
塩分がある場所では期待される効果は出ない・・・・
なぜなら、Mg(マグネシウム)のような2価のイオンがあると『吸水・膨潤しない』からだ。
海水の中には『苦汁成分』がたっぷり入っている・・・苦汁(にがり)の主成分はマグネシウムだ・・・東電の職員はこの化学的知識が無いのだろう。
海水を施設に散々ぶっかけておいてね、現場の原発ピット水を汲んで来て実験すれば簡単に分かるのだよね。
真水用のポリマー?を使って効かない・・とか?
疲れていないか、東電職員??
』
東電職員のみなさんは疲れているんです。
前には放射能、うしろにはマスコミバッシング。
前門のトラ、後門のオオカミ、といった状況。
普通なら叱咤激励するところを、マスコミは袋叩きにするんですから。
どうみたって異常なイジメ。
マスコミのイジメは汚らしい。
時をわきまえるというデリカシーがない。
そういうものをマスコミに期待するほうがハカだが。
でも、見通しがたってからやって欲しいものだ。
だから、東電の判断がだんだん鈍くなっていくのはいたしかたないこと。
でも、ガンバッテください。
ささやかですが、海のむこうからお応援しております。
『がんばれ、がんばれ、東電』
ちなみに、私は人間関係にもどこにも東電とは縁はありません。
● TBSニュース より
『
産経ニュース 2011.4.4 16:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110404/dst11040416330025-n1.htm
東電、低レベル放射線汚染水を海に放出へ 法定濃度の100倍
福島第1原子力発電所の1~6号機のタービン建屋などに強い放射性物質(放射能)を含む汚染水がたまっている問題で、東京電力は4日、比較的、汚染レベルの低い水がたまっている集中廃棄物処理施設内と5、6号機の地下水を、それぞれ明日から海に放出すると発表した。
東京電力によると、海へ放出する低レベルの放射性廃液は法律で定める濃度の約100倍。
高レベルの汚染水を移す仮設タンクの設置が間に合わず、やむなく低レベルの汚染水を海に放出することにした。
海への放出は、原子炉等規制法64条1項に基づく措置。
東電が放射性物質を含む水を意図的に海に放出するのは事故後初めてとなる
海に放出するのは、集中廃棄物処理施設内の滞留水が約1万トン、5、6号機の地下水が合計1500トン。
東電によれば、集中廃棄物処理施設内にたまった水の放射性物質の濃度は、ヨウ素131で1立方センチメートル当たり6.3ベクレル、5号機で16ベクレル、6号機で20ベクレルと、1~4号機などの数値に比べて低いとしている。
1~4号機のタービン建屋のうち、2号機には放射性物質の濃度の強い大量の地下水がたまっており、この汚染水を保管するには集中廃棄物処理施設への移送が欠かせないと判断している。
このため、集中廃棄物物処理施設などの濃度の低い汚染水を排出する必要があり、やむなく海への放出を決めた。
この汚染水の海洋放出に伴う海への汚染影響は、近隣の魚介類や海藻などを毎日、摂取すると、年間約0.6ミリシーベルト被曝(ひばく)する計算となる。
これは自然界などから受ける年間線量(2.4ミリシーベルト)の4分の1に当たる。
』
『
日経新聞 2011/4/4 19:54
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819694E2E6E2E29B8DE2E6E2E6E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000
IAEA事務局長「安全対策の強化が不可欠」
【ウィーン=藤田剛】国際原子力機関(IAEA)の本部で4日、原子力安全条約締約国点検会合が開幕した。
天野之弥IAEA事務局長は
「原発事故のリスクを減らすには安全対策の強化が不可欠」
と演説し、新たな安全基準の策定や規制強化に向けて議論を始めると表明した。
会合で集中討議する福島第1原発については
「依然として非常に深刻な状況」
と述べ、通常の方法では対応できない非常事態との認識を示した。
天野事務局長は福島第一原発の事故を契機に
「世界中で原発への不安が広がっている」
と指摘。
原発への信頼を取り戻すためには
「最高水準の安全基準と徹底的な情報開示が極めて重要」
と強調した。
そのためにIAEAの役割を強化する必要性にも言及した。
会合には日本、米国、欧州各国、インド、ロシアなど72カ国・機関が出席。
会合の冒頭では全出席者が起立し、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。
議長を務める中国代表は福島第一原発の事故について
「原子力の歴史と世界の原発に影響を与える」
と述べ、1986年のチェルノブイリ原発事故以来の大惨事との見方を示した。
原子力安全条約は原発の安全対策を世界的に進めるためにIAEAの主導で策定され、96年に発効した。
締約国は条約に従って国内法を整備し、事故防止に努める義務がある。
3年に1度開かれる点検会合で、安全対策を実行したかを相互評価する。
日本を含む全締約国の点検結果を踏まえ、今会合の最終日の14日に議長報告が発表される。
IAEAは6月20~24日には全151の加盟国を本部に集め、原発の安全対策を話し合う閣僚級会合を開く。
新たな安全基準や規制の強化はここで本格的に議論される見通しだ。
』
『
サーチナニュース 2011/04/04(月) 21:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0404&f=politics_0404_015.shtml
福島原発の安全性回復には1世紀の時間が必要=英専門家
英ナショナル・ニュークリア・コーポレーションの元安全対策部門メンバーであるジョン・プライス博士はこのほど、福島第一原子力発電所からの放射性物質漏えい事故について、
安全性の回復までは1世紀の時間が必要
だとの見方を示した。
3日付で中国新聞社が報じた。
プライス博士は福島原発について、
「燃料プールからの汚染水漏出を防止すると同時に、外部からは注水を続けざるを得ないため、放射性物質の漏えいは止まらない」
と指摘、今後も放射性物質の漏えいが予測され、核燃料棒が安全な温度まで冷却されるには50-100年かかると述べた。
プライス博士は
「とにかくこの状況を打開する必要がある。
現在の問題は放水によってたまったパイプ内やプールの水を安全に処理できるかどうかだ」
と語った。
さらにプライス博士は、安全性の回復は福島原発を廃炉として核燃料を移動させるしかないと述べながらも、
「ただし、これは50-100年後のことになる。
つまり相当長い期間に渡り、福島原発とその職員は厳重な管理管制を受けることになる」
と指摘した。
』
== 東日本大震災 ==
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