2011年4月8日金曜日

電気がない

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● ロケットニュースより



ロケットニュース 2011年4月7日
http://rocketnews24.com/?p=86208

東北から光消えた…震災前後の日本列島「夜景」の衛星写真

 震災の前と後の日本列島(夜景)の衛星写真を、
 米国海洋大気庁(NOAA)
が公開。
 周辺諸国の中でもひときわ明るかった日本夜景のあまりの変貌ぶりに、被害の大きさがあらためて感じられます。

 この画像は米国防気象衛星(DMSP衛星)が撮影したもので、
 震災後の画像(右側)は震災翌日の12日夜のものだそうです。

 震災発生当日の11日、東北地方は約440万軒の大規模な停電に見舞われました。
 この地図を見ると、震災の前(左側)と後(右側)とでは夜景の明るさの違いが歴然。
 かつては東北も主要都市を中心に点々と明るく輝いていましたが、震災のあとは完全なる漆黒の闇になっているのがわかります。
 被害の大きさを実感すると共に、この闇の中で不安な夜を過ごす被災者の様子や、当時の情景がまざまざと浮かびあがってくるようです。

 計画停電が開始されたのはこの2日後の14日から。
 衛星写真が撮られたとき、首都圏における計画停電はまだ施行されていませんでしたが、東京周辺や、管轄が違う関西方面や九州地方の明るさまでもがわずかに縮小されて見えるのは、自主的な節電によるものでしょうか。
 もしそうだとすれば全国のみなさんの被災者を思いやる気持ちが、この地図に表れている気がします。

 東北電力によると4月5日16時現在、青森県、岩手県、宮城県、福島県の一部地域164059戸(津波等で当社設備、公共的なインフラ、家屋等が流失した地域含む)で停電が依然続いており、復旧には長期化かかるとの見通し。
 被災者の方々には一日も早く、平穏な日々が戻ることを切に願うばかりです。

寄稿:Pouch

参照元:nnvl.noaa.gov



『 
毎日.jp 2011年4月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110408ddm008040080000c.html

東日本大震災:計画停電、終了宣言へ 
需給計画きょう骨格--政府・東電

 政府と東京電力は7日、地域ごとに順番に電気を止める計画停電を原則廃止する「終了宣言」を8日にも出す方針を明らかにした。
 停電は企業や家庭への影響が大きいと判断、4月中は大きな冷え込みで暖房需要が急上昇するような事態がない限り、原則、計画停電を行わない。
 一方、冷房需要が高まる夏場に向けて、政府は電気事業法27条に基づき強制的に電力使用を減らすように求める電力使用制限令の発動も含めた抜本的な対策を講じる方針で、8日午前に開く全閣僚参加の「電力需給緊急対策本部」で骨格を決める。

 政府は8日の「電力需給緊急対策本部」で、冷房需要が高まる7~9月の電力需給見通しや、節電対策を提示する。
 具体的には、東電と東北電力管内で、夏場の電力需要ピーク時の供給力
 「1830万キロワット」程度不足
する想定。
 ガスタービン発電の増設などで供給力を「550万キロワッ」ト程度増やし、
 残りの「約1300万キロワット弱」を需要抑制で対応する。

 契約電力500キロワット以上の工場を持つメーカーなど大口需要家には、7~9月の平日午前10時~午後9時の電力使用量を昨年比25%程度削減する目標を設定し、法的措置を講じる。
 また、中小企業などの小口需要家は20%、家庭にも15~20%の自主的な使用抑制目標を設ける方向だ。

 ただ、電気事業法に基づく使用制限は「最後の手段」(経済産業省幹部)と位置付け、削減目標達成に向けて、企業には操業時間の早朝・夜間へのシフトなど節電対策の徹底を求める。
 家庭に対しては、節電対策や電力需要の見通しを知らせる「電気予報」を提供、協力を呼びかける。

 夏場に向けた電力使用削減策の骨格が固まることを受けて、政府と東電は、計画停電は原則実施しない方針を表明する。


 大口需要家には「25%減」
 小口需要家には「20%減」
 一般家庭は「15%~20%減」
ということになる。
 つまり均すと電力は、約20%不足する。
 だが、これは夏場のピーク時だけ。
 あとは何とかやりくりできる。
 問題は「冷房」。
 今年の夏は、暑さとの戦いになるようだ。
 冷夏になってくれることを祈るのみ。


 昨日深夜の地震で新幹線がトンネルのなかでストップしたという。
 真夜中も新幹線って走っていたのですね。
 うかつにも知らなかった。
 真夜中、トンネルのなかで立ち往生とは、これ怖かったでしょう。
 真っ暗なのだろうか、何も見えないのだろうか。
 トンネルの中の非常灯は非常電源で動くようになっているとは思うが、車両の中はどうなっているのだろう。
 大きなバッテリーを積んでいて、非常灯だけは数時間くらいはついているのかもしれない。


産経ニュース 2011.4.8 08:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110408/dst11040808100024-n1.htm

震度6強で東北新幹線が青森のトンネル内に立ち往生、乗客15人を救出

 7日深夜に宮城県で震度6強を観測した地震による停電の影響で、東北新幹線の一ノ関発新青森行き「はやて519号」が青森県内のトンネル内に停車した。
 乗客15人は停車から約4時間がたった8日午前3時55分ごろ、現場に駆けつけたJR東日本の保守用車両に乗ってトンネル外に移動、無事救出された。
 けが人はいないという。

 JR東日本によると、列車が停車したのは、七戸十和田-新青森間の八甲田トンネル内。
 乗客は新青森方向の出口近くの高架まで保守用車両で移動し、線路脇の階段から歩いて地上に降りた。
 全員が用意されたタクシーで目的地に向かったという。

 この地震の影響で、JR東日本管内では停電や安全確認のため、8日午前の運行を休止する路線が相次いでいる。

 JR東日本によると、東北新幹線は8日午前、一ノ関-新青森間の運転を見合わせる。
 また秋田新幹線の盛岡-秋田間の上下線も同日午前の運転を取りやめるほか、山形新幹線の在来線区間は、終日運転を見合わせるという。

 在来線では、只見線の会津若松-会津川口間と、磐越西線の会津若松-新津間を除く東北各地の全路線で、8日午前中か終日、運転を見合わせる。

 各線とも停電の復旧と安全確認ができ次第、順次運転を再開するという。


 三陸沖地震が発生したときの新幹線の動作の記事があった。


ZAKZAK(夕刊フジ) 2011年04月06日17時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/5471194/

 新幹線脱線事故はこうして免れた-。
 東日本大震災の発生時、東北新幹線は「早期地震検知システム」により、揺れの始まる9秒前に非常ブレーキが作動していたことが6日までに分かった。
 2004年の新潟県中越地震では乗客を乗せた新幹線が初めて脱線したが、今回、車両では大きな被害は免れていた。

 JR東日本は岩手県宮古市、宮城県の牡鹿半島などに計9個の地震計を設置している。
 11日午後2時47分3秒、牡鹿半島の地震計が運転中止の基準となる地震の加速度120ガルを計測したため自動的に送電を中止し、走行中の新幹線が一斉に非常ブレーキをかけた。
 このとき、東北新幹線では27本の列車が乗客を乗せて走行中
 一部の列車では、非常ブレーキをかけた9~12秒後に最初の揺れが始まったという。

 一般に鉄道では、高速運転時より減速時の方が脱線リスクは小さいといわれている。
 今回の地震では、揺れ始めたときの各列車の走行速度は不明ながら、減速を始めていたため、大事故を回避できたとみられる。

 新潟中越地震の際、上越新幹線では営業運転中の新幹線では初の脱線事故が発生した。
 ただ、列車は1000ガル弱の揺れを受けると止まっていても脱線する構造。
 中越地震で脱線した新幹線は1500ガル程度の揺れに見舞われたといわれている。
 このときもシステムによって新幹線は減速していた。
 JR東の内部には
 「死者、負傷者のなかった脱線事故だが、システムがなければ犠牲者が出ていたかもしれない」
との声もある。

 高架橋などに被害を受けた東北新幹線は東京-那須塩原、盛岡-新青森の運転にとどまっている。
 復旧作業が進み、7日には盛岡-一ノ関、12日ごろをめどに那須塩原-福島、4月下旬に全線再開する見通しだ。



 新幹線をトンネル内で停止させた、昨夜の震度6の地震は東北地方にまたもや停電の被害をもたらしている。
 東北民は先の大震災といい、今回の「マグニチュード7.4」といい、まさにふんだり蹴ったりである。
 と同時に、いかに電気に頼って人は生活していたかを思い知らされている。


msnトピックス 2011年4月8日 04:50 (RBB TODAY)
http://topics.jp.msn.com/digital/general/article.aspx?articleid=552895

【地震】東北地方で約400万戸が停電

 東北電力は、7日23時32分頃発生した宮城県沖を震源とするM7.4の地震についての影響を発表した(3時現在)。

 それによると同社管内の広い範囲で、4,006,832戸が停電しているものと推計している(3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による停電戸数を含む)。

青森県内 全域で停電(908,415戸)
岩手県内 全域で停電(809,471戸)
秋田県内 全域で停電(672,265戸)
宮城県内 一部地域で停電(998,250戸)
山形県内 一部地域で停電(582,507戸)
福島県内 一部地域で停電(35,924戸)
新潟県内 停電なし

●火力発電所

・八戸火力発電所 3号機:自動停止
・能代火力発電所 1号機:自動停止、2号機 :起動準備中
・秋田火力発電所 2、3号機:起動準備中、4号機:自動停止
・仙台火力発電所 4号機 :停止中
・新仙台火力発電所 1、2号機 :停止中
・原町火力発電所 1、2号機 :停止中




ガジェット通信  2011年4月8日 15時13分
http://getnews.jp/archives/109875

強い余震の影響で東北地方は停電 コンビニも休業

 東日本大震災の傷跡が生々しく残る東北地方で大きな余震が続いている。
 2011年4月7日深夜には宮城県沖を震源地とするマグニチュード7.4の地震が起こり、宮城や岩手の被災地をゆさぶった。

 宮城県北部では震度6強を記録。東北6県で約400万戸が停電に陥った。約1か月前に津波と火災で大きな打撃を受けた宮城県気仙沼市も停電が続く。8日15時をすぎても復旧しておらず、市内道路の信号機の電灯は消えたままだ。

 停電になると、電算処理が徹底している現代の店舗は営業することができない。
 商品があっても、売上を記録・計算することができないからだ。
 気仙沼市内のコンビニはどこも休業となっている。前日は営業していたガソリンスタンドも、給油ができないため、店を閉じているところがほとんどだ。

 ただ、なかには一部のスーパーや道の駅で食料品や日用品を販売している。
 ある食料品店では入り口に長机を置いて、店員が暗算で商品の売上を計算して販売にあたった。
 このような店は例外的であるため、店の前に長い行列ができていた。



NHKニュース 2011年4月8日 19時31分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110408/t10015190061000.html

東北地方 78万戸余停電続く

 東北地方では、8日午後5時現在も78万戸余りで停電が続き、復旧作業が進められています。
 東北電力によりますと、岩手・宮城県境の一部地域を除いて、停電は8日中に解消できる見通しだとしています。

 東北電力によりますと、7日夜の地震で
 鉄塔や電線、地中ケーブルなどの「送電設備」が6か所、
 変圧器などの「変電設備」が12か所、
が損傷する被害が出ました。
 こうした被害によって電圧が不安定になったことから、発電所まで影響が及ぶのを防ぐため、青森県八戸市、秋田市、それに秋田県能代市にある
 3か所の火力発電所が自動停止
しました。

 東北電力では、先月11日の東日本大震災で、宮城県にある女川原子力発電所のほか、仙台火力発電所など太平洋沿岸の火力発電所が停止し、
 電力の供給能力は、震災前の最大2110万キロワットから、
 およそ54%に当たる1150万キロワット程度に落ちていました
 
 さらに、7日夜の地震で、合わせて
 240万キロワットの供給能力を持つ3か所の火力発電所が運転を停止し
ことで、電力の供給量が大幅に減少し、東北地方の広い範囲で停電が発生しました。

 東北電力によりますと、8日午後5時現在、停電しているのは、
 ▽宮城県内が48万6132戸、
 ▽岩手県内が25万6867戸、
 ▽福島県内が3万5839戸、
 ▽青森県内が9953戸、
 ▽秋田県内が42戸
と、東北の5県で合わせて78万8833戸に上っています。
 これらの停電には、先月11日の大震災の影響で停電している数も含まれています。

 東北電力によりますと、自動停止した3か所の火力発電所は順次、運転を再開しており、岩手・宮城県境の一部地域を除いて、7日夜の地震による停電は、8日中に解消できる見通しだとしています。








== 東日本大震災 == 



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