2011年4月9日土曜日

ここへんJAPAN

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● ちらし寿司


 「ここへんJAPAN」というのは、今回の大震災ではじめて知ったサイト。
 けっこう、面白いし、ためになる。
 よって、ここでもいくつか引用させてもらっている。
 どこまで生きられるかは分からないが、この大震災の記録はぜひとも残しておきたいと思ってせっせとニュースや映像を検索しコピーしている。
 後日、あの災害時のリアルなデータを、と思ってである。
 実をいうと、こういうニュース性の高いものは時期が過ぎると消されてしまうことが多い。


 もしかしたら著作権にひっかかかるかもしれないという心配はあるが、ほぼ大丈夫という判断でやっている。
 あくまでも個人の趣味のレベルを超えないようにしている。
 そんななかで、ニュースではないが、このサイトの内容はホーといったネタを提供してくれる。
 前稿の「なぜフクシマ後、すべての日本人は人生の屈折を迫られるのか」というのもよかったが、ついでに2つほど挙げてみる。


ここへんJAPAN 2011年04月08日14:30
http://koko-hen.jp/archives/3027229.html

避難所で提供されたちらし寿司に驚愕

 地震発生から約1カ月経ち、避難所生活が長期化する被災者たちを元気づけようと、さまざまな団体が炊き出しを行っています。
 最近では温かい食事を提供するだけでなく、何が食べたいのか事前に要望を聞いてから料理を提供したり、各国のボランティアが自国の料理を振る舞うケースもあるようです。

 そんな中、韓国ではある避難所の様子がテレビで報じられ、その時に提供されていた食事がエビやたまごが乗る「ちらし寿司」だったことから、韓国のインターネット上では驚きの声が集まりました。

「寿司だ!!」
「これはうらやましい。避難所での食事を見て衝撃を受けたのは初めてだ」
「やっぱり日本はお弁当の国。中身もすごい」
「私の学校の給食よりもはるかに良いと思う」
「私のお昼ご飯よりもずっと良い」
「私の夕ご飯よりもおいしそう」
「経済大国といった感じだ」
「配給がうまく回っていないそうだけど食事の内容はすばらしい」
「わ…良い食事が出ているようでなによりです」
「寿司は韓国のキムチみたいなものでしょ? 日本では基本メニューなんじゃないかな」
「おにぎりでもなく寿司とは」
「お弁当文化がある国だから、とても発達しているようだ」
「エビ消費国が世界1位なだけある」
「食べたい~」
「私がたったいま食べた食事よりも良い!」
「日本のお弁当は最高だよ」
「私にも分けてほしい」
「韓国にはこのレベルの食事さえできない人はとても多い」
「食べたい…さっきキムチだけで夕ご飯食べた;;」
「寿司の中には、こういったご飯の上に具を乗せたメニューがあるらしいよ」
「あのご飯はただのご飯じゃない。寿司のように味が付いているんだ」
「レンコン+ニンジン+エビ+たまご。おかずがないんじゃなく、あの中にちゃんと含まれているんだよ」
「金持ちの国の威厳が現れていますね。あれが普段の食事ではなく、避難所での食事とは!!」
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 避難所での食事は被災者たちに元気を付けてもらうものなので、お年寄りにも食べやすい「ちらし寿司」というメニューになったのかもしれません。
 ただ、韓国で寿司は高級料理というイメージが強いことから、このちらし寿司の提供には驚きを隠せなかったようです。


 もしここでコメントを入れるとすると、こうなります。
 「避難所生活者への食事は時に"ちらし寿司"にしなければならない」
という一行がマニュアルに記載されているのです
 これ、皮肉が込められています。


ここへんjapan  2011年04月09日09:00
http://koko-hen.jp/archives/3015122.html

震災に対する援助と机上の空論

『女性セブン』に「被災地に物資運んだ女性 たらい回しにされ悔しさで眠れず」という記事http://news.livedoor.com/article/detail/5459171/
が掲載されており、なかなか興味深かったのでこれについて少し。
 
 都内で事業を営む女性社長が故郷の仙台まで10時間もかけて一般道路を使って物資を運んだのに、仙台市役所に行くと、いろいろたらい回しにさせ、やっと体育館にたどり着いたと思ったら、すでに物資が届いており、持って来たものに対して、
 「そんな要望ないんだよな」
とまで言われて悔しい思いをしたという記事です。

 この社長の行為は大変すばらしいことですが、支援にもルールがあります。
 手助けをしたいという思いからの行動でも、実際こうした個人の物資を受け付けていたら、保管の場所がない、1つ1つの数が少なく種類が多く仕分けが大変などの様々な問題が出てきます。

 日本はこれまで諸外国に対して援助をしてきましたが、日本側の都合(はっきり言ってしまえば事業を請け負った日本企業の都合)で現地に会わない最新型を送ったものの、現地ではメンテナンスができないために、壊れるとそのまま放置されたままにするしかなく、まったく役に立たない援助を多額の資金をかけて行った等の報告を拝見したことがあります。

 以前書きましたが(ある韓国人の中韓友好活動)、NPOによる支援活動もかなり問題がある活動があり、自己満足のためだけにやっているのではないかと思えるものもあります。
 そして、相手が感謝しなければ怒るという情けない方もいます。

 今回の震災でも支援の仕方を巡って、いろいろ政府や地方自治体に不手際があったようにも聞いております。
 しかし、机上の空論で動かないのが現実があり、予測できないことがあったのも確かのようです。

 聞いた話ですが、どうしても賞味期限の短いものは保管の問題があるので、ある避難所にカップラーメンが山と届いたそうです。
 しかし、被災地にはお湯どころか水もろくになく、しばらくは目の前にあるのに、食べることができなかったそうです。

 しばらくして水がでるようになったので、避難民の方はいろいろなところから電気ポット等を調達してきて、お湯を沸かして食べようとしたところ、あまりに避難してきた方の人数が多かったため、今度はブレーカーが落ちてしまったそうです。

 それでも、何とかしてお湯を用意して食べたは良いが、最後には食べ残しの汁をトイレに棄てるひとが続出して、トイレがつまってしまったそうです。
 そのためこの避難所では現在カップラーメンは全て在庫として保管してあり、避難民に方に渡していないという話を聞きました。

 これなどは、避難されて来た方に温かいものを食べてもらおうという心遣いからカップラーメンを送ったがために起こったことで、私もこの話を聞いたときは、本当に援助というのは難しいものだと改めて思いました。


 こういう話、前にもあった。
 イラクだったかがゴタゴタしたとき、外務省が渡航禁止にしているにもかかわらず、子供たちの面倒をみるボランテイアだとかいう理屈をつけ現地に乗り込んでいった女性がいた。
 が、現地で反乱軍に捕まってしまい、外務省が宗教団体に頼んで何とか釈放してもらったという話である。
 平和ボケした日本人の姿を魅せつけられた覚えがした。
 ボランテイアといえば何でも通るという傲慢な発想であった。

 が同じ時期、ジャーナリストが現地に入り、射殺されてしまったことがある。
 このときの奥さんの態度が毅然としていてスガスガしかった。
 「主人はジャーナリストです。危険なところにいく覚悟はで来ています。死んでも本望だと思っているでしょう。私もそう思います。」
と、涙一つこぼさず言い切った姿には、震えがくるほど感動したことを覚えている。

 以前から言われている。
 「同情するなら、金をくれ
これが、最上の援助方法のようである。
 「同情しないなら何もするな、ほおっておいてくれ



== 東日本大震災 == 



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