2011年4月6日水曜日

メルトダウンは(24)

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● 毎日.jp より



毎日.jp 2011年4月6日 2時36分
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/04/06/20110406k0000m040174000c.html

福島第1原発:建屋を遮蔽…特殊シートで1、3、4号機

 東京電力は5日、福島第1原発から放出される放射性物質の量を少しでも抑えようと、1、3、4号機の壊れた建屋を一時的に膜材(特殊シート)で覆う「遮蔽(しゃへい)計画」案を政府に提示した。
 早ければ6月にも工事に着手し、年内の完成を目指す。
 ただ、建屋周辺の放射線量の低下が着工の前提となるほか、建屋が健在の2号機からも強い放射線が出ており実現可能性や実効性を疑問視する声もあり、政府は慎重に採否を判断する考えだ。

 ◇東電案を政府に提示

 計画案は、政府と東電などでつくる「放射線遮蔽・放射性物質放出低減対策プロジェクトチーム(PT)」に提示された。
 建屋の周りに鉄骨で枠組み(縦50メートル、横60メートル、高さ約50メートル)を作り、膜材で建屋をすっぽり覆う内容。
 準備期間として1~2カ月程度、施工期間は3基合わせて4~6カ月程度を見込む。
 使用期間は1年未満を想定している。

 ただ、膜材で遮蔽した内側に水素がたまり、再び爆発が起こる危険性も否めない。
 内側で放射性物質の濃度が高まり、かえって建屋に近づく作業が難しくなるとの見方もある。
 5日のPT会合では
 「選択肢の一つだが、それ以外に飛散を防止する方法がないかも考えるべきだ」
との慎重論も出た。

 PTではこのほか、放射性物質を含む粉じんを抑えるため建屋周辺に散布している飛散防止剤を、建屋にも直接かける作業を、4月中旬に実施したい考え。
 原発敷地内にケーブルを引き、コンクリートポンプ車(通称キリン)やロボットなどを遠隔操作できるようにして、作業員の被ばく防止を図ることも検討している



 うれしいニュースはこれ。
 「汚染水の流出が止まる」


NHKニュース 2011年4月6日 6時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110406/t10015124481000.html
 
東電 汚染水の流出が止まる

 東京電力によりますと、福島第一原子力発電所2号機のピットと呼ばれる施設で続いていた、高濃度の放射性物質で汚染された水の海への流出は、ピットの下に「水ガラス」と呼ばれる特殊な薬剤を注入した結果、6日未明、止まったということです。




NHKニュース 2011年4月6日 4時47分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110406/k10015124131000.html

汚染水の処理と貯蔵が課題に

 事態収束の兆しが見えない東京電力福島第一原子力発電所で、今大きな課題となっているのが、高濃度の放射性物質に汚染された水の処理です。
 少なくとも5万トン以上あるとみられ、復旧作業の大きな妨げとなっているほか、安全にどこにためておくか、貯蔵場所の確保も急務となっています。

 高濃度の放射性物質に汚染された水は、2号機のタービン建屋の地下や、建屋の外のトレンチと呼ばれるトンネルなどから相次いで見つかり、東京電力は、少なくとも5万トン以上たまっているとみています。

 このうち2号機では、損傷した核燃料から水に漏れ出た放射性物質が何らかの経路を通って建屋に漏れ出し、最終的に海に流出しているとみられ、復旧作業の大きな妨げとなっているほか、海への汚染拡大が懸念されています。
 このため、原子炉の冷却機能の回復とともに、今最重要の課題となっているのが高濃度の汚染水の処理です。
 東京電力が急いでいるのは、流出源とみられる汚染水をたまっている場所から取り除くことと、そして、その水を安全にためる貯蔵場所の確保です。

 その貯蔵先の1つと考えられているのが、蒸気を水に変えるための「復水器」と呼ばれる設備です。
 「復水器」は、1号機で1600トン、2号機と3号機でそれぞれ3000トンの容量があります。
 もう1つが、1号機から4号機の放射性廃棄物を処理するための「廃棄物集中処理施設」です。
 本来は低いレベルの放射性廃液などを処理する施設ですが、この施設そのものをタンクとして使うことで、最大3万トンの汚染水をためておくことができるとみられています。
 さらに仮設のタンクを新たに設置し、合わせておよそ2万7000トン分を確保するとしています。
 この仮設のタンクは、最も早い完成が今月15日の予定で、すべてそろうのは、来月になる見通しです。
 これらを合わせると6万トン以上になり、計算上は、すべての高濃度の汚染水をカバーできます。
 しかし、今後、今ある汚染水の量が増えないとは限らず、東京電力は、漏えい経路の解明を急ぐとともに、ほかに3000トンが入る4号機の復水器なども貯蔵先の候補にして、不測の事態に備えるとしています。







 「止水を確認した」とのニュースを。


● TBSニュース より


 水ガラスの次は窒素封入ときた。
 自動車のタイヤのような密閉ならいいけど、どうやって窒素を封入するのだろう。
 素朴な質問なのだが、どうやるのだろうか。
 原子炉内に注入することのようだが、水素爆発で建家が吹き飛んだということは漏れがあるということで密閉状態ではないはずだが。








== 東日本大震災 == 



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